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2015年10月2日

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リバーフィールド株式会社 代表取締役社長 原口大輔氏

大学卒業後、防衛省に勤務し、航空機のメンテナンスを中心とする機械工学に従事。防衛省所属中、東京工業大学大学院に留学し、博士過程より手術支援ロボット等の研究を扱う川嶋研究室に所属する。博士過程卒業後、防衛省を退職し、リバーフィールド株式会社代表取締役専務に就任。2015年4月、同社代表取締役社長に就任する。

リバーフィールド株式会社について

会社名

リバーフィールド株式会社

主な事業内容

手術支援ロボット等の先端医療機器研究・開発および販売

文部科学省の大学発新産業創出拠点プロジェクト(START)の支援を受けて設立された、医療機器開発・販売を行う大学発ベンチャー企業。
文部科学省のSTARTとは、事業化ノウハウを持った事業プロモーターのプロジェクトマネジメントのもと、ポテンシャルの高い技術に関して、事業戦略・知財戦略を構築しつつ、市場や出口を見据えて事業化を目指すプロジェクト。
手術支援ロボットは、国立大学法人東京工業大学精密工学研究所香川・川嶋・只野研究室で長年研究を行っている流体計測制御技術を基盤とし,2003年より国立大学法人東京医科歯科大学低侵襲医学研究センターの協力を得て研究開発を進めてきた。2012年よりSTARTの採択を受け、ジャフコの支援を得て、2014年に法人化を実現する。

長年の研究開発技術だからこそ成し得るものづくり

—大学発ベンチャー企業が取り組む事業

弊社は、大学の研究成果を活かした大学発ベンチャー企業です。圧縮性流体(空気圧)の精密制御技術を用いた先端医療機器の開発を目指しており、内視鏡操作システムおよび次世代手術支援ロボットシステムの製品化を進めています。
内視鏡操作システムに関しては、執刀医の頭部動作により直感的に内視鏡を操作できる「EMARO(エマロ)」を製品化し、販売しています。また、空気圧駆動によるロボットアームを備えた手術支援ロボットの開発を進めています。弊社が開発する手術支援ロボットは、空気圧の変化をセンサーで計測することにより、どれくらいの力がかかっているのかを計算し、執刀医にフィードバックすることができます。この空気圧を用いたシステムが研究成果であり、弊社製品の優位性となります。

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—事業化の歩み

大学にて、川嶋教授のもと、空気圧を用いた手術支援ロボットシステムの研究を進めていた際、様々な企業・組織から問い合わせを多数頂く一方で、川嶋教授をはじめ研究チームは、「この研究成果を、確実に世の中に広めていきたい」という意向を持っていました。その後、2012年に文部科学省の大学発新産業創出拠点支援プロジェクト(START)に採択して頂き、ジャフコのサポートのもと、事業化・製品化の準備を進め、2014年に法人化が実現致しました。私がこの研究に参加した当時(2010年)は、事業化への実現性はほぼ誰も想像しておらず、START採択が大きな転機となり、私自身も前職を退職し、事業化へと邁進しました。
法人化する約2年間は、課題だらけでした。特に製品化する過程では、研究開発技術と、実際の医療現場のニーズには、微かな乖離があり、多くの医療現場の意見からいかに真のニーズを引き出し、製品に反映していくかという課題に苦戦しました。まさにすべてが手探り状態の中、一つ一つ課題に向き合い、ジャフコをはじめ様々な方からのサポートを頂いたからこそ、法人化を実現することができました。

—今後の挑戦

まずは、手術支援ロボットという精密さが求められる分野に、空気圧という意外な仕組みが適応できることを証明します。また、2019年を目標に、国産手術支援ロボット市場のトップシェアを獲得するため、スピード感を持って製品開発・販売を進めます。技術成果が顕著に現れる4年後は、ロボット支援手術が一般的になり、保険適応の範囲も変わることが予想されており、現在の医療産業の構造とは大きく異なっているでしょう。その近未来に向けて、競合他社より圧倒的なスピード感を持って挑みます。私自身も経営者として、弊社がより発展するために、全力を尽くしていきます。

投資先とベンチャーキャピタルという関係性にとどまらないジャフコ

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—ジャフコとの出会いと歩み

学内の研究開発と事業家・投資家をマッチングするイベントにて、ジャフコの担当者に初めてお会いし、文部科学省のSTART応募へのお声がけを頂きました。
当時、数々の組織からお声がけは頂いていたものの、自分たちで事業化していくことを前提としたお話は初めてでした。STARTには、ジャフコが資金提供とともに事業化に向けてプロモーターとして全面サポートするというスキームで応募し、採択して頂きました。

—ジャフコのサポート

法人化する以前は、創業者の意向を踏まえ、弊社メンバーに丁寧に説明して頂きながら、事業戦略・資本戦略の設計、細かい資料作成を、一手に引き受けて下さいました。
また、ジャフコのネットワークを使って、医療機器業界に詳しい方や、事業を推進していく上で、技術面・ビジネス面でシナジーを生み出す可能性のある企業などを多数紹介して頂きました。
その中には、実際にパートナーとしてお付きあいさせて頂いている企業も数社ございます。実務面では、多岐にわたる業務、例えば資金管理や人材採用など、本来投資家の仕事ではない実務領域もサポートして頂いております。
また、事業戦略は、必ずジャフコとともに考え、設計しているので、会社を成長させる上での課題や他社との提携など、大事なことは必ず相談しています。ジャフコの担当者も親身になって話を聞いて下さり、適切なアドバイスや方向性を示して下さいます。

—ジャフコとの揺るぎない関係性

弊社とジャフコは、文部科学省のSTART採択から約3年の歳月をかけ、満を持して法人化し、投資して頂いたという特殊な関係なので、投資先とベンチャーキャピタルという関係性にとどまらない特別な想いがあります。また、最もリスクが高い段階で、弊社も予想しなかった大きな資金を投資して頂いたことは、弊社とジャフコの共通の想いを物語っています。弊社にとってジャフコがリードインベスターであるということは揺るぎなく、今後もともに歩みながら、手術支援ロボットを世の中にいち早く広めることで、社会にインパクトを与えていきたいです。

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