
価値創造プロセス・マテリアリティ
マテリアリティ
当社におけるマテリアリティとは、当社の企業価値を高め、「挑戦への投資で、成長への循環をつくりだす」というパーパスの実現に向けた、中長期的な重要課題です。
未上場投資、特にベンチャー投資は、社会課題の解決に直接的に影響します。そのため、当社では創業以来「いかなる時でも投資を継続する」という投資哲学のもと、未上場投資に取り組んできました。投資活動を継続し、新事業の創出および企業の成長を支えることで、社会課題の解決と豊かさの向上に貢献するという考えは、創業から50年経った今も変わりません。
加えて、外部環境の変化を捉え、経営に活かしていくことも重要です。多様なステークホルダーからの視点を参考に、対話を重ね、社会的要請を適切に把握していきます。
このように、変わらぬ信念と柔軟な経営姿勢のもと、企業価値の向上およびパーパスの実現に向け、マテリアリティの特定および解決に向けて取り組んでいきます。
-
社会的要請の
先駆けとなる新事業の創造社会の持続的な発展・経済成長のためには、イノベーション創出が必要です。
私たちは、顕在化した社会的要請にとどまらず、将来的な社会的要請を捉えつつ、起業家層を拡大することで、新事業の創造を加速度的に高めていきます。 -
社会的価値を持つ企業の
成長と
次世代への承継後継者不足や技術革新、競合の多様化など、企業を取り巻く環境は複雑化しています。
私たちは、ポテンシャルのある技術・資産を次世代に承継し、社会的な価値を維持・発展させることで、企業の再成長力を高め、雇用を守り続けていきます。 -
日本のリスクマネー供給拡大
日本の中長期的な成長に向けて、新産業の創造や、企業の再成長力を高めることが欠かせず、このような挑戦を後押しするためにはリスクマネーが必要です。
私たちは、依然としてリスクマネーの供給量が不足している日本の現状を踏まえ、国内・海外を問わず、日本の未上場市場に対して資金の出し手を拡大させていきます。 -
事業創造・成長を支える
エコシステム構築新事業の創造や企業の再成長に向けては、特定の企業だけではなく、社会全体で支える構造が必要です。 私たちは、挑戦する人材を支えるための仕組みづくりや、事業成長を後押しするためのネットワーク形成など、専門性を有したプロフェッショナルが連携するエコシステムづくりを進めていきます。
-
多様な人材の活躍を促す
組織の継続的進化社会の持続的な発展に向けては、多様な視点や、幅広い強みを掛け合わせることが欠かせません。私たちは、年齢・性別・国籍など、多様な人材が働き、活躍し続けられる環境を整備することで、社会全体の創造性を高めていきます。
-
ガバナンス強化による
事業・経営リスクの低減社会が複雑化するに伴い、企業の責任やステークホルダーからの期待は高まっていきます。 私たちは、ガバナンス強化およびサステナビリティへの取り組みを率先して行うことで、持続的な社会に向けた貢献を推進していきます。
マテリアリティの特定プロセスはこちら
統合報告書2023