今回は、そんな「先行優位性」という言葉がもたらす「思い込みの罠」を回避するためにはどのような発想を持つべきかについて、アカデミックな観点と実際の事例を用いながら紹介していきます。そもそも、「先行優位性」とは何なのでしょうか。「先行優位性」の理論として有名な論文の1つに、Leberman and Montgomery(1988)の「First Mover Advantages」がありますが、この論文は以下の4つの「先行優位性」を指摘しています。
バブソン大学の創設者である起業家ロジャーバブソンの言葉に "It is wise to keep in mind that neither success nor failure is ever final (大切なのは成功も失敗も最終ゴールではないことを心に留めておくことだ)" というものがあります。私も学生に対して常日頃 "Don't be afraid to fail; be afraid not to try (失敗を恐れるべからず、最大の失敗は挑戦しないことだ)" と伝え、行動を促しています。「そんな製品(サービス)既にあるよ」という言葉に、後ろ向きになるのではなくチャンスだと捉え、あなたの価値を、その製品、そのサービスに全力でぶつけてチャレンジしていきましょう!