日本ではまだまだ失敗をタブー視する傾向があります。そして、現代は「VUCAH:Volatility(不安定), Uncertainty(不確実), Complexity(複雑), Ambiguity(曖昧) and Hyper-Connectivity(ハイパーコネクティビティ)」と呼ばれ、企業の大小を問わず未知へのチャレンジが必要になる時代です。失敗は成功のもと、しかしただ失敗すれば良いという訳ではありません。いかに成功に繋がる失敗を重ねていけるか、学びに焦点をあて、許容できる範囲の見極めが大事になります。極端に言うと、「Failure is Good(失敗は良いことだ)」というのが山川准教授の考え。それはなぜ?どのようにして?を問いとして、山川准教授の知見もお借りしながら、アカデミックな分析や理論もふまえてチャレンジする起業家の支援になる情報として発信させていただきます。
山川 恭弘 (やまかわ やすひろ)バブソン大学アントレプレナーシップ准教授。東京大学教授。起業道、失敗学、経営戦略、及び国際ビジネスの分野で教鞭をとる。ピーター・ドラッカー経営大学院にて経営学修士課程修了(MBA)。テキサス州立大学ダラス校にて国際経営学博士号取得(PhD)。10年間エネルギー業界にて新規事業開発やスタートアップ設立の経験を持つ。執筆活動はアントレプレナーシップに関する多数の学術論文にわたる。日本での著書は「全米ナンバーワンビジネススクールで教える起業家の思考と実践術:あなたも世界を変える起業家になる」など。CIC Japan プレジデント / ベンチャーカフェ東京代表理事他。